ものづくり補助金について<大分県版>
今度うちのA会社で、新しい機械を導入しようと考えているんです。
そこで金融機関との話のなかで補助金の話も出たんですが、補助金の申請もしてもらえますか?
はい、補助金申請ですね、分かりました。金融機関さんからは何か具体的な補助金の名前は聞いていますか?
たしか、ものづくりとか何とか言ってました。
そうですね、ものづくり補助金だと思いました。直近にそれを管轄する中小企業庁から今年度の公募の発表がありましたよ。
それって難しいんですか?
はい難しいです。前に、そちらのA会社の建設業許可を取りましたが、今度は許可ではなく採択になります。
採択の場合は、全体の受かる枠があります。ものづくり補助金ですと3割くらいです。
そんなに低いんですか、うちは無理かなあ。
たしかに採択率は低いですね。しかし、融資を受けてでも機械を導入したいという情熱があるんですよね。導入しようとする機械のこと詳しく教えてください。
そうです。是非導入したいのでお願いします。こういう機械です。
なるほど。すると、その機械の導入により作業の効率が大幅に改善されるんですね、とても良いことですね。それをポイントに事業計画を組み立てていきましょう。
ほかに、どんな所がポイントなんですか?
はい。今回は機械ということですが、その機械が一般的なもので汎用性のあるものでないか、革新的サービスや生産プロセスの向上になるか、また付加価値額や経常利益率もどのように向上するかなどがポイントととして挙げられます。
う~ん、聞いただけで頭がいっぱいになりました。
そうだと思います。まずは、こちらがヒアリングしますので、会社様はその機械のカタログなどをご準備お願いできますか。
わかりました。よろしくお願いします。
ご理解いただけましたでしょうか。
行政書士
穐田 英一郎
ものづくり補助金は、ものづくり・商業・サービス分野において、革新的な取組みにチャレンジしようとする中小企業に対し試作品や設備投資などを支援する国の施策です。
平成27年度のものづくり補助金においては、革新的サービスまたはものづくり技術において上限が3000万円、1000万円、500万円の3つの型の公募がありました。採択率も3割台でした。弊所では申請を依頼いただいた会社様も無事採択されました。
ものづくり補助金に関しては公募開始から締切までの時間が短く、その年によって必ずある施策ではないので、新たなサービスや設備投資または研究開発の支援を受けたい事業所様は、事前にその旨お伝えくだされば公募の発表があった際にご連絡が可能です。お気軽にご相談下さい。
以上、大分の行政書士の穐田が回答いたしました。